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あなたの背中を押してくれるPositive Messageがある3つのヒット曲【女性編】

歌はただ聴いて楽しいだけではなく、その歌詞の持つ意味が、人を動かすことは多々あります。勇気をもらったり、悲しみを慰めてくれたり、人を愛する素晴らしさを教えてくれたり。

ここでは、人の心に勇気の火をともすヒット曲を、比較的新しい女性ボーカルものから3つ紹介したいと思います。

1. Sara Bareilles – Brave
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I wander what would happen if you say what you wanna say and let the word fall out
「あなたが言いたいこと言ってみたら、いったい何が起こるか私楽しみなの。」

う~ん、中々勇気を出して何かを言うのって難しいですよね。けど、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれる、正に「Brave」というタイトルがふさわしい曲です。

自分も何度この曲に勇気をもらったことか。

ちなみに一見普通の人が、臆せず公衆の面前で、ひたすら踊り、それを楽しんでいるPVも、見ていると勇気が湧いてきます。

 

2. Alesso – Heroes (we could be)
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Everyday people do everyday things but I can’t be one of them
I know you hear me now. We are a different kind. We can do anything
「みんなが毎日毎日ちゃんと過ごしている。けど私はそういう人にはなれないの。私の言ってることわかるでしょ?私たちはみんなとは違って、なんだってできるのよ。」

We could be heroes, me and you.
「ヒーローにだってなれるわ、あなたとわたしなら。」

ヒーロー、すてきな言葉ですよね。子供のころ、一度は憧れ、そして諦めた存在。けど、日々過ごす日常から、勇気を持って少し抜け出せば、そんなあなたもきっと誰かのヒーローになれる。そういった歌だと私は思います。

一歩、踏みだす力をこの曲は私にくれました。

 

3. Zedd ft. Ariana Grande – Break Free
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This is the part when I say I don’t want ya. I’m stronger than I’ve been before. This is the part when I break free ’cause I can’t resist it no more

「あなたはもう必要ないって言ったとき、これが言いたかったことなの。私は前より強くなれた。もう耐えられなかったから、あなたから解放されたとき、これが言いたかったの」
※「これ」はこの部分の前に出てきた歌詞

強くなるための訣別を歌ったこの曲。変化が怖かったりして、現状に甘んじてしまうことってよくあると思います。けど、それじゃいけない。変わって、そして強くなる必要性を感じさせてくれます。

そしてこの歌詞に加えて、このPV!Ariana Grande、まるでお人形さんみたい。ついでにおっぱいロケット・・・漫画みたい?

Paramore/ Ain’t It Funの原点は超キレキレロック!

先日のグラミー賞で、ベストロック賞を受賞したParamoreのAin’t It Fun。ボーカルのHayley Williamsはその可愛いらしさでも評判です。

aintitfun

Ain’t It Funがベストロック?あんまりロックロックしてないなぁ、と日本人の感覚では思ってしまうかもしれません。けど海の向こうのアメリカでは、Pop Rockというくくりで捉えられていて、これも立派なロック。

けど、Paramoreの評判を眺めていくと、Mature(成熟した)なバンドになったね、というものが目立ちました。また、批判的な内容では変わってしまった、残念というのも多かったです。

昔のParamore、確かにもっともっとキレキレなロックでした。大好きなのはこのMisery Business。
う~ん、最高。疾走感が半端ないです!

この頃の曲と、Ain’t It Funを比べると、確かにバンドとして成熟しただろうし、方向性も変わったのが分かります。

それを是ととるか、否ととるか。好みが分かれるところだと思いますが、私は昔の方が好きだったりします。ただ、アメリカの音楽マーケットは激しいロックよりも、ポップなロックを求める傾向にあり、そういった流れにうまく乗ったParamoreの上手さがあった思います。

Hayley Williamsと言えば、あとZeddとのコラボレーションのStay The Nightもいいですよね。

HozierのTake Me To Churchはなぜアメリカで人気なの?

HozierのTake Me To Church、いまだアメリカでは根強い人気を博しています。メッセージ性が強い曲くパンチが利いている曲ですが、メロディラインはキャッチ―ではないです。

メロディライン重視の日本では、実際あまり人気がなく、J-Wave TOKIKO Hot 100を覗いてみても、どこにも入っていない。けど、どうしてアメリカでこんなに人気なのでしょう?

まずPVを見ると、Take Me To Churchは重い話題を扱っていることが分かります。ロシアでのLGBTへの迫害を批判したこの曲。ロシア圏で周りに隠れて愛を誓い合ったゲイカップル。ある日、全体主義のグループのメンバーにその姿を目撃され、リンチにあってしまうというストーリーです。

take me to church
全体主義のグループ、こ、こわい

LGBT (Lesbian, gay, bisexual, and transgender)はアメリカではここ2, 3年で大きく理解が進み、多くの州で結婚が認められてきました。日本でも最近渋谷区や横浜市が公的補助を受けられるように、同性愛カップルにも書類を出すよう方針を変えました。

こうやって認知が進む一方で、やはり微妙な問題であることには変わりなく、アメリカのラジオでも嘲笑したり、ネタにされることもありますし、反対派の議員はかなりきつい口調で攻撃します。

トラディショナルな宗教的な観点からは中々相容れないLGBT。しかし生きるのに、最も助けが必要立場。そんな助けが必要なLGBTの苦しみと、それを助けられない宗教への皮肉を、この曲は表現しているのではないでしょうか。

Take me to church
I’ll worship like a dog at the shrine of your lies
I’ll tell you my sins and you can sharpen your knife
Offer me that deathless death
Good God, let me give you my life
教会に連れていって。あなたのウソに満ちた教会で、犬のように拝みます。私の罪を告白したら、あなたはナイフを研いで、私に死なない死をお与えてください。聖なる神よ、私の命を受け取りください。

社会問題を音楽を通じて考えるのはアメリカでは一般的です。LGBT、貧困、人種。そういった問題提起へのサポートとして、曲が売れ、ラジオで流れ、ソーシャルメディアで取り上げられる。こういった背景があって、この曲は長期のヒットになっているんでしょう。

トップチャートのアーティストは、この曲へのカバーを歌うことで、LGBTへのサポートを表現しています。Ed Sheeran, Fifth Harmonyとか。

そういえば、MacklemoreもLGBTについて歌った”Same Love”が大ヒットしたのも記憶に新しいです。”Same Love”でも同様に、局注で既存宗教を批判していました。

日本はまだまだこういった話題を、歌を通じて問題提起ができる素地がなく、チャートの上位はアイドルだらけ・・・。ちょっと薄っぺらいな、と感じてしまいます。