take me to church

HozierのTake Me To Churchはなぜアメリカで人気なの?


HozierのTake Me To Church、いまだアメリカでは根強い人気を博しています。メッセージ性が強い曲くパンチが利いている曲ですが、メロディラインはキャッチ―ではないです。

メロディライン重視の日本では、実際あまり人気がなく、J-Wave TOKIKO Hot 100を覗いてみても、どこにも入っていない。けど、どうしてアメリカでこんなに人気なのでしょう?

まずPVを見ると、Take Me To Churchは重い話題を扱っていることが分かります。ロシアでのLGBTへの迫害を批判したこの曲。ロシア圏で周りに隠れて愛を誓い合ったゲイカップル。ある日、全体主義のグループのメンバーにその姿を目撃され、リンチにあってしまうというストーリーです。

take me to church
全体主義のグループ、こ、こわい

LGBT (Lesbian, gay, bisexual, and transgender)はアメリカではここ2, 3年で大きく理解が進み、多くの州で結婚が認められてきました。日本でも最近渋谷区や横浜市が公的補助を受けられるように、同性愛カップルにも書類を出すよう方針を変えました。

こうやって認知が進む一方で、やはり微妙な問題であることには変わりなく、アメリカのラジオでも嘲笑したり、ネタにされることもありますし、反対派の議員はかなりきつい口調で攻撃します。

トラディショナルな宗教的な観点からは中々相容れないLGBT。しかし生きるのに、最も助けが必要立場。そんな助けが必要なLGBTの苦しみと、それを助けられない宗教への皮肉を、この曲は表現しているのではないでしょうか。

Take me to church
I’ll worship like a dog at the shrine of your lies
I’ll tell you my sins and you can sharpen your knife
Offer me that deathless death
Good God, let me give you my life
教会に連れていって。あなたのウソに満ちた教会で、犬のように拝みます。私の罪を告白したら、あなたはナイフを研いで、私に死なない死をお与えてください。聖なる神よ、私の命を受け取りください。

社会問題を音楽を通じて考えるのはアメリカでは一般的です。LGBT、貧困、人種。そういった問題提起へのサポートとして、曲が売れ、ラジオで流れ、ソーシャルメディアで取り上げられる。こういった背景があって、この曲は長期のヒットになっているんでしょう。

トップチャートのアーティストは、この曲へのカバーを歌うことで、LGBTへのサポートを表現しています。Ed Sheeran, Fifth Harmonyとか。

そういえば、MacklemoreもLGBTについて歌った”Same Love”が大ヒットしたのも記憶に新しいです。”Same Love”でも同様に、局注で既存宗教を批判していました。

日本はまだまだこういった話題を、歌を通じて問題提起ができる素地がなく、チャートの上位はアイドルだらけ・・・。ちょっと薄っぺらいな、と感じてしまいます。

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